2022.9.7 |
Rトピックス えほんpicnic 2022開催!@靱公園|10/8(土)10:00〜16:00西川 純司(アートアンドクラフト/大阪R不動産) 12年目となる「えほんpicnic」。今年も10/8(土)に靱公園で開催されます。絵本ソムリエがセレクトした絵本の貸し出しや、マルシェ、紙芝居、絵本の物々交換など、子どもはもちろん大人も楽しめる魅力的なプログラムが用意されています! 発起人の櫻井さんは西区九条で鉄工所を営む4代目。「えほんpicnic」が誕生した経緯や想いなどを櫻井さんにお聞きしました。 西区魅力伝道師プロジェクトからはじまった「えほんpicnic」 西区は木津川を挟んで川東と川西とエリアを呼ぶことがあります。近年、川東エリアはタワーマンションが数多く建ち、単身世帯からファミリーまで多くの人口が転入してきています。一方で川西エリアも商店街や町工場といった昔ながらなローカル感は保ちつつも、大規模な商業施設が建設されるなど開発が進み、コミュニティの性質が変わってきています。 行政もこうした状況に課題を感じ、地域の魅力を知ってもらい、地域に愛着をもって、人と人のつながりをつくっていく、という目的で西区役所が区民協働による「西区魅力伝道師」という取り組みが2010年に始まりました。 大阪と東京のギャップ 「大阪は緑が少ない」と言われることもしばしば。データでも表されていて東京と大阪を比較すると都市緑地面積は2倍ほど差があります。東京から戻ってきた櫻井さんも感覚的にそう感じたそうです。そして、公園が上手に使われていないとも。幼少期の頃の靱公園は治安も悪く近づきがたい印象だったそうですが、大阪に戻ってから訪れた靱公園は、抱いていたイメージは一掃され、周辺のお店も含め公園を中心にとても魅力的なエリアに変わっていることに驚き、気付けば1日に2度訪れることもあるくらい好きになっていたといいます。靱公園をもっと上手に使いたい、もっと多くの人に魅力を知ってもらいたい、そうした想いから「えほんpicnic」のアイデアが生まれたそうです。えほんpicnicとは、芝生の上で絵本を介して親子がふれあい、そこで出会った街の人達同士が顔見知りになって、人と人とのつながりが公園という場所でできていくことを目指したイベントです。 ボランティアで運営される「えほんpicnic」 現在は代表者の櫻井さんを含め16名で実行委員会が構成されています。メンバーは学生や紙芝居師、会社員等で全員がボランティア。当初は西区の予算もついていましたが、今ではメンバーが民間企業からの協賛や支援を集めて運営されています。 大きく変わるかもしれない靱公園 大阪市は2021年に「大公園の魅力向上に向けた基本方針」を策定し、靱公園はそのなかで「都市の顔となる公園」と位置づけられ、公園の維持管理やソフト・ハード両面での魅力向上に民間活力を活用し、一体的にマネジメントする手法の導入が可能となりました。 えほんpicnicのこれから 靱公園の管理が民間に委託されるようになると、えほんpicnicも変わっていくかもしれません。もしかしたらえほんpicnicそのものが靱公園では開催できなくなるかもしれません。櫻井さん自身も12年間先頭を走り続け「自分の知見でできることはここらへんまで。これからは次世代がえほんpicnicをアップデートしていってほしい。大切なことは文化として根付かせること。だから続けることが大事。」といいます。 えほんpicnic 2022 |
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