大大阪の面影

大阪港駅といえば海遊館に天保山。この頃は外国人観光客の方も多く、観光のイメージが強いかなと思います。大阪に住んでいたらあまり訪れる機会がない方も多いのではないでしょうか。

ですが、出会ってしまいました。今後はココを目当てに港区を訪れる人が増えるんじゃないかという建物に。

かつて海運業を営んでいた天満屋の店舗兼住宅として建てられたビル。大阪が日本を牽引していた大大阪時代の姿を残す近代建築として有形文化財にも登録された貴重な建物です。

アールがかった外観。いい具合に味が出ている窓枠やタイル。戦火や度重なる水害を逃れこの場所に建ち続けているビルはそんじょそこらの若者には出せない貫禄を漂わせておりました。

現在募集しているのは3階区画。

3.3mの天井高に、味のあるスチールの窓から自然光が差し込む開放的で明るい空間。近代建築ならではのゆったりとしたつくり、現代にはなかなか見られないかと。

床がパーケットフローリングだったり、かつて使われていた暖炉の跡も残されていていたり、なんだか懐かしくて教室みたいな空気感。

経年変化が生んだ内装は決して再現できない味があります。パーケットフローリングが欠けていたり、スチールの窓が開閉しにくかったりと、ちょっと不便なところもありますが、そんなところも含めてこの雰囲気をそのままお貸しします。

改装はOKなので、用途やイメージに併せて、この内装を引き継いで理想の場所をつくってください。スタジオやアトリエ、もちろん事務所も入居可能です。


貫禄や歴史のある建物がゆえに、ハードルも当然あります。

それでもこの建物を愛し、オーナーさんと二人三脚で再生していくガッツのある方に、是非引き継いで欲しい空間です。


＊商談解除につき、再募集
　
↓図面の青い範囲です。