IQ160

天才が住んでいそうな部屋です。
というか、ここに住めばどんどん思考が研ぎ澄まされて天才になれそうです。

どんな人でも、ここに入居したとたん家具や暮らし方に目覚めざるを得ないのではないでしょうか。
この無機質さを生かしてミニマルに暮らすのももちろん（天才っぽくて）いいですが、グリーンやファブリックで思い切り自分色に染めるのもまたオツに思えます。なんと言っても、ここは自由なホワイトキューブですから。

彫刻のような、展示場のような部屋ですが、しばらく窓辺に佇んでいると、生活空間としてちゃんと気持ちよさそうなことに気がつきます。
光を反射するツルツルした床に惚れ込んでしまいました。

写真を見返していて、こんなに近くに隣の建物が見えていることに驚きました。この密集地に建っている圧迫感を感じなかったのです。
そう、それこそが設計集団シーラカンスアンドアソシエイツのこだわりどころ。
ブロックが飛び出したような外観をしていますが、密集地域での採光・通風を考えた結果の形態だったのですね。

そんなわけで、写真で見るより「家」です。天才科学者が粛々と暮らす妄想をした後で、朝、玄関からドタバタと出かける妄想もできてしまったのはここだけの話です。


※301号室（賃料5.3万・18.7平米）
　304号室（賃料5.9万・22.54平米）
　404号室（賃料6.8万・24.07+バルコニー23.16平米）が現在空室です。