トサボリの大箱

市の中心を貫く大川が、中之島を挟んで北の堂島川、南の土佐堀川に名前を変えるのはよく知られているところ。分岐し幾分川幅が狭まってなお、水都大阪の名に恥じない雄大な流れを見せています。


今回のビル、築30年強のもう少しでレトロビルに片足が入るくらいのものだったのですが、足元1階から最上階の7階まで、ガッツリ手を入れ生まれ変わりました。土佐堀川の眼前にそびえ、前述の眺めをどのフロアからも堪能できる、水辺の一等地のような場所になっているんです。


スタイリッシュかつ温かみのあるリノベーションがなされた1階のエントランス。新しくなったビル名のサインが入り、どんな会社や事務所が入居しているのだろうと、前を通るとついワクワクしてしまいそう。

こういう複合ビルって、入居者さんがその物件の価値を上げてくれることもあれば、物件が入居者さんのステータスをあげてくれることもあると思うんです。それでいうとこのビルは、両者がお互いを高め合ってくれそうな、人と建物のいい相乗効果になりそうな。そんな予感とポテンシャルを感じさせてくれます。


話を戻して、建物自体の説明を。

1階の路面店舗区画から7階のコンパクトめ（それでも80平米弱、23坪ほどあります）な区画まで、すべてワンフロア1区画というわかり良い募集形態。各階は西側の共用階段、東側のエレベーターどちらでも上がれるので、上り下りで疲れてしまったり、エレベーター待ちでストレスを感じたりすることも少ないでしょう。

加えて2階区画のみエントランスからつながる専用の階段もあるので、1階路面が自社のショールームで2階が営業所、のような使い方もできそうです。


前述の通り最も狭い区画でも80平米弱、一番広くて150平米強なのでゆとりは十分な大箱。時流に合わせたイメージで言えば、オフィス拡大も良いですが、例えばプロダクトデザインの事務所のように、スタッフよりも試作品の資材や大きめモックアップで場所を取るような方、なおかつ仕事も多忙でのんびりする時間の確保も難しい方が、せめて川でも眺めながら気持ちよく働くのに良いのかなと思います。


写真では分かりづらいので説明しておくと、本コラム末尾のとおり、4階と6階は内装リノベーション工事済み（写真内、柱や壁に施工された木製の化粧板が目印です）。逆にそれ以外の区画は解体までは済んでいて、それ以降の工事は入居者さんでご自由にという形です。

好みの家具を揃えて手早く完成させるのか、こだわりの内装に仕上げるのか。自身のイメージに合わせて、選んでもらえればと思います。



※店舗利用可（業種要確認）
※記載の賃料、共益費、礼金は税別


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※敷金なし

※記載の賃料・共益費・礼金に別途消費税