隣に長屋1軒分の空地が付いてくる木造平屋
長屋を切り離したら、そこにぽっかりと残った空地。
普通ならひとまわり小さな建物を建つところですが、この物件は違います。あえて空地を残して建物とまるごと一緒に貸すことにしました。
結果として生まれたのは、長屋1軒分(約72㎡)の空地がついた賃貸物件。この選択肢、ありそうでなかなか無かったのではないでしょうか。
駐車場、家庭菜園、ドッグラン、アトリエ...、使い方を想像するだけでも楽しい物件です。
今回の計画には近畿大学の学生も参加して、「切り離された長屋と空地の関係性」をテーマに建物を改修方針を探りました。
大きく手を加えたのは空地側の開口部と水回りの更新。
空地に面したキッチンには小窓を、洋室には掃き出し窓を設け、空地との動線や視線を確保するために開口部が設けられています。
水回りはユニットバスや室内洗濯機置場など現代的な暮らしに適応するように改善、表には見えづらい設備配管も入替えたり、一部構造的な補強もしています。
こぢんまりとしたL字型のキッチンは、冷蔵庫も含め手に届く距離感にまとまっていて、まるでコックピットのようなつくり。庭を眺めながら料理ができるこの場所は、平屋の特等席になるかもしれません。
室内のすべてを新しくしたわけではなく、建具は調整して再利用、左官壁は修復し、一部の床はヒノキを研磨して使うなど、古さも懐かしさや経年で得た味として所々残しています。
ゆえにマンションや築年数の浅い物件に比べると当然不便な部分もありますが、新旧が混ざり合ったこの長屋にしか出せない懐と雰囲気が漂っています。
程よいサイズ感の木造平屋は空地との相性も良し。2人暮らしでも、ゆったりとした1人暮らしでも、ペットとの共生も相談可。間取りはオープンにする部分とクローズにする部分が切り分けられそうで、来客や仕事場を併設するのにも向いていそう。
空地部分には酷暑を超えた秋ごろに植栽(生垣)を施工予定です。室内から緑が見える、そんな風景が完成します。早めなら暮らし方に合わせて、若干の内容調整はできるかと。
物件があるのは東大阪市河内永和。大阪市の中心部にも新大阪・梅田にもアクセスしやすい立地でありながらも、昔ながらの住宅や店舗、銭湯も残る閑静なまち。
都心と程よい距離感で、大きな空地がある木造平屋に住む。
今までできなかった暮らしが叶うかもしれません。まずは自由に空地の使い方から考えてみませんか。
■JR河内永和駅→新大阪駅 乗換無しで24分 大阪駅 乗換無しで28分
■近鉄河内永和駅→大阪難波駅 乗換無しで12分
*ペット要相談
*敷地内駐車場
*9月下旬ごろ植栽施工予定
*リノベーション時期:2025年7月(近畿大学 建築都市再生デザイン研究室・アートアンドクラフト)
(設計施工:アートアンドクラフト)
お気に入り
- 賃料
- 10万円
- 専有面積
- 53.60㎡
- 敷金
- 1ヶ月
- 礼金
- 1ヶ月
- 償却
- なし
- 管理費
- なし
- 所在地
- 東大阪市永和3丁目
- 交通
- 近鉄奈良線・JRおおさか東線「河内永和」駅 徒歩8分
- 建物構造
- 木造 1階建て
- 所在階
- 1階
- 築年
- 築年不詳
- 設備
- 電気/都市ガス/水道/ガス給湯(キッチン、洗面、浴室)/キッチン(ビルトインガスコンロ)/独立洗面台/浴室(ユニットバス)/トイレ(洋式、温水洗浄便座)/浴室とトイレ独立/室内洗濯機置場/エアコン取付可/モニター付インターフォン
- 備考
- 植栽・空地管理費:3,000円/引渡し時期相談/南向き専用庭(約13平米)/東向き専用庭(約72平米)/敷地内駐車場(賃料に含む)/ペット要相談(条件は内容により相談)/友人や兄弟とのシェア可/住居兼事務所利用可(業種要確認。看板設置は表札サイズまで。事務所登記可。賃料、共益費、礼金の半金に消費税)/室内禁煙/連帯保証人必須/賃貸借保証委託契約必須(全保連株式会社。初回保証委託料:総賃料の50%、継続保証委託料:13,000円/1年)/火災保険必須/リノベーション設計施工:近畿大学 建築都市再生デザイン研究室・アートアンドクラフト(2025年7月)
- 取引態様
- 媒介
情報修正日時:2025年8月9日
情報更新予定日:2025年9月1日
※掲載の情報が現状と異なる場合には、現状を優先するものとします。
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