都住創を住み継ぐ

大阪のコーポラティブハウスの草分け的存在『都住創（都市住宅を自分たちの手で創る会）』
1977年からの30年以上の間に、20棟以上がつくられてきました。

今回出逢ったのは都住創の初期シリーズ。1979年に竣工した「都住創コープ内平野」。築40年超とは思えないモダンな外観に魅了されます。

この度、売主さんが大切に育んできた一室を住み継いでくださる方を募集します。都住創に暮らしているオーナーさんと話していると、本当にワクワクさせられます。

都住創の設計に奮闘していた故中筋修の建築当初のあれこれや、オーナーさんの設計意図などを聞いているだけで、あっとゆう間に時間が過ぎていきます。

この住まいの一番の魅力はやっぱり、窓辺のバルコニー。取材当日は生憎の天気でしたが、晴れた日には自然光が入り気持ちの良い屋外空間を満喫できます。

内平野町は都心にも関わらず、1週間を通してゆったりとした時間が流れています。
都市を眺めながらのんびりとバルコニーで過ごす、そんな贅沢な時間が楽しめます。

オーナーさんはかつて建築設計の仕事をされていたので、室内はご自身で設計しリノベーションされています。

アールの天井や光源をあえて見せない照明など、光が漂う落ち着いた雰囲気が広がります。

建具は天井高と同じくらいの高さがある海外製のものが使われていたりと、細部の設計までこだわりを感じます。
リノベーションされて約20年が経ちますが、そのまま住み継いで暮らすことができそうなくらい整った内装です。

壁や天井は塗装仕上げなので、塗り直してあげるとほぼ元通りになります。
塗装仕上げはクロスと違って、質感や光の広がり具合が綺麗で心地いい空間に包まれて気持ちがいいのです。

建築されて時が経過していますが今もなお、輝き続けている都住創。

設計段階から深く関わり作りあげてきた建物だからこそ、流行りすたりがなく長く愛される建物なんだろうなと思います。

気持ちいいバルコニーと光漂う落ち着いた空間を住み継いでくださる方、お待ちしております。