“小さい大家”の始め方 -不動産オーナー初心者向け-

あなたも、“小さい大家”になってみませんか？

まずはマンションの一室や長屋の一住戸などに不動産投資して”小さい大家”になるところから始めませんか。

不動産投資と聞くとハードルが高いと思われがちですが、昨今では会社員の方が副業として始めるケースなども増えてきた気がします。いきなりビル1棟だと現実味がないかもしれませんが、マンションの1室や長屋の一住戸、あるいは一戸建ての住宅とか、そのくらいから始めてみることを考えれば想像がつきやすいのではないでしょうか？ サラリーマンをしながら20代・30代で不動産投資を始めることで、フルタイムで働く生き方を早期にやめ悠々自適に生きる“不動産FIRE”を達成する。ハードルの高い、非現実的な夢のように聞こえるかもしれませんがそんなこともないんです。
 
実際、お勤めになりながらも“小さい大家さん”を始められたAさんの例をご紹介します。
投資と言ってもただ単に数字の上での成功だけでなく、達成感ややりがいも得られることをしたい。Aさんはそんな思いから不動産投資に興味を持ったと言います。20代の頃から中古物件をリノベーションして収益化する手法に興味を持っていたとのことで、そのための物件探しを始められました。

須磨海岸近く、貝殻を張り付けたような外壁が特徴的な物件を取得。

不動産ポータルサイトを中心に物件を探したところ、神戸市須磨区の須磨海岸近くにヴィンテージマンションを見つけることができました。1974年築、約40平米の小さな分譲マンションの一室。賃料目安や入居者ターゲット層の試算をし、取得を決断されました。
 
もともと建築・デザインやリノベーションに興味があったということもあって、今まで見てきたものや、インスタグラム等から集めた情報を参考にしながら、作りたい物件のイメージはある程度持っていました。「入居者がカスタマイズできる余地を残す」「現代的なインテリアが馴染む和モダンなテイストの空間」「狭さを感じないワンルーム」などの点にこだわりつつ、どうしたら入居者が決まりやすいかなど、限られたコストの中で優先する事項について見極め、取捨選択をしつつ計画を進めていきました。

既存の状態を活かしつつ、入居者がカスタマイズできる余地も残したワンルームの空間。

キッチン・洗面・洗濯は更新、浴室は再生塗装、トイレは既存再利用。手を入れる部分とコストを抑える部分を見極めてメリハリを持たせた。

解体範囲は最小にする、あえて躯体現しの壁にする部分を作る、状態が悪い障子窓は枠の部分だけを残して活かす、など「引き算のデザイン」をすることでコストを削減しながら魅力的に見える賃貸物件を目指しました。水回りも必要な部分は入れ替えつつも、浴室は再生塗装にしたりとコストを賢くコントロール。一方で水栓や金物のセレクトには凝るなど、細かいところで差別化を図るようにしています。
 
改修や運用はプロに完全お任せして、収益だけ欲しい。もちろんそれでもいいのですが、どうせならやりがいも感じられて、改修を考えること自体が楽しみにもなるような、そんな不動産投資の始め方もありかもしれません。自分のこだわりを形にした物件に共感した方が入居してくれて、さらに収益も得ることができるなんて、こんなに嬉しいことはないでしょう。
 
今回、ご紹介した大家さんの物件は現在神戸R不動産にて入居者募集中です。海辺でゆったりと一人暮らししたい方、はたまた週末を過ごすためのセカンドハウスをお探しの方。入居をご希望の方は下記の物件ページよりお問い合わせください。

▶︎物件ページ｜海チカリノベ

ひとくちに不動産投資と言っても、何から始めていいものかさっぱりわからないという方も多いはず。大阪R不動産を運営するアートアンドクラフトでは建物再生のお手伝いをたくさんしてきましたが、その一方で、自社で物件を取得して企画・設計・施工・入居者募集をする不動産オーナー業も行っています。

そこで、これから不動産オーナー業を始めたいという方や不動産オーナー初心者に向けてイベント「“小さい大家”の始め方」を開催します。大阪R不動産を運営してきた中で体感してきたリアルなユーザーのニーズや、事業用不動産を再生してきたアートアンドクラフトの経験を皆さんと共有しつつ、オーナー業をする上で、有効性の高い物件やリノベーションのポイントについてお話しします。ぜひお気軽にご参加ください！

こんな方にオススメ
・不動産投資に興味があり、情報交換の場が欲しい。
・実際に収益物件や活用に困っている不動産を所有している。
・不動産オーナーになってみたい。
・将来の資産形成の方法を検討している。